2011年8月31日水曜日

ジョセフさんの今後の日本語上達を願って


現在マリガヤハウスでジョセフさんに日本語を教えている学生は5人います。そのうちの一人である私、久保比佐司は、明日日本に帰国します。したがって僕にとっては今日がジョセフさんに日本語を教えることができる最後の日となりました。教える内容はもちろん前回の続きですが、なかなか感慨深いものでした。彼は当初とは違い、週に二回マリガヤハウスに来て勉強していて、とてもやる気が感じられます。彼なら4級と言わず、3級をも狙えるのではないかと僕は本気で考えています。まだまだひらがな、カタカナもおぼつかないですが、きっとすぐに覚えてしまうことでしょう。

彼は僕が明日帰国することを知って、日本語のフレーズ集をめくり片言で「よい旅を」、と言ってくれました。僕にとってこのマリガヤハウスでの生活は、もちろん日本語教室を含めて、実によい旅であると思っています。その旅もいよいよ終わりに近づいています。マリガヤハウスでインターンをすることになったのも何かの縁であると思います。日本に戻ってもこの縁を大切にしていきたいです。ジョセフさんにも再び会って日本語で会話することができることを楽しみにしています。

2011年8月26日金曜日

日本語教室4回目!


昨日に続き、二日連続で勉強しに来てくれました!
まず、これまでに学習したひらがなの読み書きの復習です。
「ありがとうございました」
「きょうはあついです」
など、短文を読んでもらいました。一文字ずつ、頭を抱えながら、一生懸命読んでくれました。
ひらがな表はすらすら発音できるのですが、ランダムにひらがなを読むことはまだ難しいようです。
一方、書きの方はほとんど完璧に覚えていました!
「きゃきゅきょ」「っ」「は」と「わ」の違いなどを教え、ひたすら読み方のテストをしました。
「ざじずぜぞ」「りゃりゅりょ」「つ」の発音が特に苦戦していました。
一つ一つ、こちらに確認しながらしっかりと発音し、メモをとっていました。

後半は、カタカナの読み書きを学習しました。
ひらがなとカタカナの使い分けは、こちらも説明にとまどいました。やはりJoseph君も、「どっちの方がよく使うの」「これはどっちで書くの」など、両者の違いになかなか苦戦していたようでした。

Joseph君はいつもレッスンの30分前には来てくれるので、たっぷり2時間半の個別指導をしています。途中、汗を拭きながらも、疲れた様子を全く見せず、意欲的に取り組んでくれています。
今日はむしろ私たちが、休憩したほうがいい?と聞かれてしまったほどでした。
次のレッスンは来週の水曜日。
今日の発音練習の例文20個と、カタカナの読み書きを宿題に出しました。

毎回たくさん吸収していってくれるので、こちらも大変教え甲斐があります!

ひらがなカタカナを習得したら、次は文法になります。
今が一番難しいステップかもしれませんが、この調子でモチベーションを維持してほしいと思っています。


ジョセフ日本語勉強三日目

ひらがなの読み書きに突入しました。日本語の読み書きはアルファベットではなくひらがなカタカナ漢字を使うので、日本語を勉強する上では読み書きもまたゼロから始めなければなりません。また、「つ」などは英語にはない発音なのでその音を出すのにも少し苦労をしていました。
しかし、ジョセフ君は順調に読み書きを覚えてきています。二回の授業でだいたいのひらがなを読んだり書いたりできるようになりました。ひらがなの読み書きが終わり次第、今度はカタカナに入る予定です。

2011年8月16日火曜日

ジョセフさんの日本語学習スタート!

ジョセフさんへの日本語の授業が開始しました。日本から持参した日本語の教科書やマリガヤハウスにある日本語の本などを利用していざスタート!しかしいままでに日本語を教えたことがなかったためにとても苦労しました。いままでの英語学習の逆のことをすればいい、という甘い考えでいたのですがいざ始めてみるとこれが難しい。です、ます、ございますといった敬語があったり、名詞の前に「お」がつく場合があったりと英語とは全然違うので単純にはいきませんでした。ひらがな、カタカナ、漢字、濁点などなどの字も日本語を学習したことがない人にとっては複雑怪奇のようです。ある外国人に言わせると日本語はwritingではなくdrawingだそうです。たしかに僕自身も日本語を教えてみて初めて日本語の難しさに気付くことができました。

しかしジョセフさんはとても意欲的に学習に取り組んでいます。一回目に出した単語の宿題も二回目の授業では完璧に覚えてきていましたし、さらにプラスアルファで単語を覚えてきてくれました。授業開始前は日本語検定4級が難しいのではないかとも考えましたが、彼の学習態度を見ているとこのままいけば十分に合格可能であると感じます。また、彼が真剣に日本語の勉強をしている姿を見ていると僕自身も触発され、いろんなことにチャレンジしてみようという気になれます。彼は日本に行きたいと本気で考えています。僕たちも彼のその本気に応えて真剣に日本語を教えていきます。

ジョセフさんのチャレンジを応援するブログ開設!!

このブログは死後認知裁判のための費用をJustGivingジャパン(http://justgiving.jp/c/6610)を通して集めようとする試みを応援するため、ジョセフさんに日本語を教えている日本人大学生のボランティアらによって作成されたものです。
以下ジョセフさんの自己紹介です。(JustGivinngジャパンの紹介文からの転載)

僕はジョセフ・タカミ・アドマナ、23歳のフィリピン人です。僕の父は日本人で、フィリピンに仕事で来ていた時に母と出会いました。僕が2歳の時に父は日本に帰国してしまい、それ以来、理由は分かりませんが、母や僕と会うことも連絡を取ることもありませんでした。
 
僕は幼い頃から、父に会って抱きしめることを夢見てきました。そして、父と一緒に日本に住みたかったのです。この夢を叶えるため、僕は父親の行方を捜してくれ法的支援を提供してくれるJFCネットワークに助けを求めました。団体にケースが登録された時はとても嬉しかったです。しかし、東京本部からの報告によると、僕の父は2008年7月13日に亡くなっていたそうです。その報告を受けた時、僕はとても悲しく、落ち込みました。幼い頃からの夢を叶えることが出来なくなってしまった、と希望を失いました。
 
悲しみの中、僕はマリガヤハウスから、父親が亡くなっていても認知が得られるとの説明を受けました。もしこの裁判で認知を得ることができれば、父のお墓参りや日本の親戚に会うことができるのです。しかし、父親が無くなってから3年以内に認知裁判を起こすことが条件で、僕には後1年数ヶ月しか残っていないのです。
 
僕のように日本以外に住んでいても、日本で裁判を起こす場合日本弁護士連合会の委託援助を利用し法律扶助を得て裁判をすることができました。しかし、最近はその審査が厳しくなり、20歳以上の子どもが父親に対して認知請求をしたい場合、扶助が許可されにくくなりました。僕の扶助申請が受け入れられませんでした。
 
今、僕は幼い頃からの夢と父の子としての権利を得る戦いに直面しています。その戦いに勝つためには、19万円という裁判費用が必要になります。しかし、僕はフィリピンで普通の暮らしをしている一般市民です。大学も経済的な問題で中退してしまったので、就職も難しく、自分の1日の生活費を稼ぐのに精一杯です。このような状況の僕には、19万円もの大金を容易に支払うことができないのです。また、僕の親戚も貧しいため、経済的支援をお願いするのも難しいです。

僕はこの戦いに勝つため、JUSTGIVING ジャパンでチャレンジを始めます!

「将来、父の国に父の子として住む」ためには、十分な日本語を学ばなくてはいけません。そのため、毎日1時間づつ日本語の勉強をし、201212月に行われる日本語検定4級の試験に合格するようチャレンジします!

皆様にお願いがあります。どうか、死後認知裁判をし、僕の幼い頃からの夢を現実するため、チャレンジへのご支援・ご寄付をお願いします。

私たちは彼のチャレンジを応援すべく彼に日本語を教え始めました。  まだ始まったばかりですが彼はやる気に満ちています。その学習の様子や進捗状況を最低週に一度更新していきます。どうか彼の日々の学習をあたたかく見守ってください。